ポケットモンスターシリーズの魅力

このページでは、世界で評価されるメディアミックス作品群であるポケモンについて紹介するッ!!(ここに書かれていることは、全部私が勝手に考えたことです。証拠なんてありませんし、勿論著作権を持つ企業様とは一切関係ありません。)

ポケモンとは?

ポケットモンスターの略です。ポケットモンスターとは、海に、山に、空に、街に、世界中の至る所で暮らしている不思議な不思議な生き物です。何が不思議かって?

存在自体が謎

この世界で暮らす人間はポケモンが何故いるのか、説明できません。世界中の至る所にポケモンは生活していますが、人間は誰もポケモンが誕生する瞬間を見たことがありません。

パワー

ポケモンは攻撃を繰り出します。その力は遥かに人間を凌駕します。人間の助けになる一方、人間の危険にもなり得ます。魔法などではなく、火や電気など身近にあるものが技になります。

様々な属性をもつ

ポケモンは、体から炎が出ていたり、ほとんどが水分だったり、岩の肌だったり、葉を持っていたりします。空を飛ぶポケモンや、ヘドロでできたポケモンでさえいます。ポケモンはに「タイプ」という分類があり、それぞれ相性があります。

取り敢えずここまでが、よくあるポケモンの解説です。有名なので、これくらい知っている人は多いと思います。しかし、このポケットモンスターシリーズが何故世界中の子供から大人まで評価されているか、疑問に思う人もいるでしょう。例えば「現実が嫌いな人間が、架空の世界に逃げたいだけでしょw」という人もいるでしょう。

まあ、そのような意見があるのは否定しません。ですが「なのにどうして多くの人に支持されるか」を知りもせずポケモンを嫌いになってしまうのはあまりにも悲しいことです。そこで、このページではポケモンの魅力について語っていきたいと思います。(という建前で、自分がポケットモンスターを愛する理由を書き連ねるぜ!!)理由は次の3つです。

1. ポケモン世界は現実の比喩

確かにポケモン世界は架空世界です。しかし、ただの架空世界ではありません。ここで、「ポケットモンスター」とは何だったかを思い出してみましょう。

ポケモンとは自然の比喩

ポケモンとは何だかわかりましたか?そう、ポケモンとは、「自然の比喩」なのです。(自然をキャラクター化するって、自然を神として見ていた日本らしい発想だなぁと思います、超個人的感想ですが。)

人が、自然の力を借りたり、畏れたり、利用して痛い目にあったり、それがポケモン世界です。現実世界と全く変わりません。表現方法が違うだけなのです。

ゲームやアニメは、現実にない世界を描写できるという特徴があります。「リアルさ」を売りにしているものもありますが、結局現実でないものは全て虚構です。(リアルなグラフィックが好きなら、現実でいいじゃんwww)だからといって、何もかもが上手くいくお約束展開ではつまらないでしょう。(シン◯レラって、結局顔がよかっただけだよねwww)しかしポケモンは、ゲームやアニメの「架空世界を描写できる」というメリットを活かしつつ、現実世界の自然を表現しているのです。だからポケモン世界は、世界中の人々に受け入れられるのです。(進化論や悪魔崇拝など、宗教のせいで受け入れられない場合はありますが。)

コラム:筆者のオススメ作品

大自然と少年

これを的確に表現した映画があります。2003年に公開された、第6作目「劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ」です。本作品は、幼い少年マサト君が1000年に一度7日間だけ現れるポケモンと出会う物語です。

※自然は、人間にとって非常に長いサイクルを繰り返します。そんな自然の雄大さと、ちっぽけな少年との対比が......イイ.........。登場するオトナは、自然を利用しようとしています。止めたくても止められないオトナがいるのも生々しいです。この映画では、「自然と人間の関わり方」が描かれます。

米印からココまで映画の見どころを書きましたが、ここだけ見るとポケモン要素は皆無なことに気付かされます。まさに、現実世界の比喩ですね。本作品は、このようなテーマ性がありながらストーリーはシンプルで、冒頭には広大な自然を彷彿とさせるポケモン世界の説明もあるので初心者にはオススメです。見たことがない方は是非。

2. 誰もが夢みた冒険

これまでは、ポケモンの「世界」について紹介しました。次に、ポケモンのストーリーが世界の人に受け入れられる理由を解説していきます。

世界中を冒険

ゲーム本編やテレビアニメシリーズでは、それぞれ全く違う物語が展開されています。しかし、共通している箇所があります。それは、子供が大人の力を借りずに旅に出るということです。

人は何故旅行をするのでしょうか。それは、知らないところへ行くことにワクワクするからでしょう。実際アフリカで誕生した人類は、今や地球の至る所に住んでいます。しかし子供にとって、旅行をするには非常に困難な問題が立ちはだかります。子供は絶望的に力が足りないのです。その為、必ず大人に付き添ってもらう必要があります。若しくは行動範囲がかなり限定されます。

公園の茂みの中に入ったり、隣町の公園まで自転車で探検したり。誰もが子供の頃経験した小さな探検も、せいぜい学校の窓から見える範囲です。しかし、いつかは窓から見える町の向こう側へ行ってみたくなります。仲間と川岸をずっと歩いたり、野宿したり、街に着いたら宿を探したり。誰もがこういった妄想をすると思いますが、力がないため実行することはできません。

そこで、「ポケモン世界」という舞台装置の登場です。ポケモン世界では、強力な力を持つモンスターを仲間にできます。水を出したり火を出したり、空を飛ぶこともできます。そう、ポケモンと一緒なら、何処にだって行くことができるのです。

「大人の力を借りずに町の外へ出かけたい。」子供はリアルタイムに、大人は昔そうだったように。世界中の誰もが経験したこの想いを、ポケモン世界では実現できます。これも、ポケモンが世界中で評価される要因だと考えます。

コラム:筆者のオススメ作品

学校から見える景色の向こう側へ

これを的確に表現した映画があります。2017年に公開されたポケモン映画第20作記念特別企画「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」です。この映画が公開されるまで、私は「子供の冒険」こそポケットモンスターの根幹であると勝手に考えていましたが、この映画はまさにそれ。流石記念作品。マジ解釈一致すぎた。映画中盤のサトシ君の「悪夢」や、ボンジイというキャラクターは特に注目です。見たことがない方は是非。

3. 現実との連動

これまでは、ポケモンの世界と物語について語りました。最後に、ポケモンでの遊ぶ部分である「ゲーム性」について解説します。なるべく短く書くので、後もうちょっと我慢してください。

今も昔も、ポケモンは現実世界をつなぐ

ポケモンはゲームの中で完結しません。ゲームでは確かに一人でストーリーを一通り終わらせることができますが、それだけでは完全にクリアすることはできません。ポケモンは現実の人間と一緒に遊ぶことで、より真価を発揮します。

ポケモンのゲームをプレイする人は、ポケモン世界に於けるただ1人の主人公となります。しかし、その世界に於ける特別な能力を持った人間になる訳ではありません。「何処にでもいるポケモントレーナー」という役割になるだけです。そしてこれは、現実でも通用します。現実の世界中、ゲームのプレイヤー全員が平等に「何処にでもいるポケモントレーナー」なのです。

ゲーム内の世界と同様に、バトルをしたりポケモンの交換をしたりすることができます。ポケモンは約1000種類います。それぞれ、現実世界のモチーフから生まれたユニークなキャラクターです。そんな膨大なポケモンから自分だけの仲間を選ぶことができるので、十人十色の仲間たちが生まれます。格好いいポケモンで統一する人、かわいいポケモンで統一する人、コイキング1匹だけで勝負する人。自分だけの仲間をつくって、現実世界の人とコミュニケーションできる。これこそが、世界中の人たちにポケモンが評価されている最大の理由です。

まとめ

ポケモンが評価される理由をまとめます。

如何でしたか?以上は私の意見ですが、本当はポケモンの楽しみ方なんて人それぞれです。これを機にポケットモンスターシリーズに興味を持ってくれたり、愛を再確認してくれたらそれでいいと思います。長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!